CentOSとは?初心者でもわかるざっくり解説
目次
みなさん、こんにちは。
CentOSとは
CentOSはオープンソースのLinux系OS(Operating System)です。安定性が非常に高いことから、サーバーOSとして適しており、無償で使えるという利点もあり、主に企業で利用されるWebサーバー、データベースサーバーなどを構築する際の採用率の高いOSです。
CentOS の特徴
CentOSの特徴として以下3点が挙げられます。
- ・RHELと互換性が高い
- ・業界標準となっている
- ・有償OSレベルの機能
次に各項目について解説いたします。
・RHELと互換性が高い
CentOSは安定性や機能面もRHELとほぼ同様ですが、無償で利用できるLinuxディストリビューションです。そのため多くの企業から利用されています。
※ 主にLinuxを使いやすくするためインストーラやアプリケーションなどを添付したパッケージ製品
・業界標準となっている
・有償OSレベルの機能
CentOS 8以降の開発方針の変更
充実した機能面や、高い安定性に定評があり、多くの企業で利用されるOSであるCentOSはなぜ、サポート終了となったのでしょうか。
背景には2019年に発表されたCentOS Streamという新しいディストリビューションにあります。
2020年にThe CentOS Projectは、CentOS Streamの開発に全投資を移行するため、別製品であるCentOS Linux製品への開発やアップデートなどのサービスを順次打ち切ることを発表しました。
CentOSのEOLへの対策
現在CentOSを使用している場合は、サポート期限の終了までに新しいOSなどの後継製品または他社製品へサーバーのリプレースを検討する必要があります。
弊社で取り扱っている次世代OSは、最長で2032年までサポートが提供されています。そのため次世代OSの場合、サポートが終了するまでの間、適切な保守運用を受けることができます。
弊社では、CentOS 7の後継として、AlmaLinux 8とAlmaLinux 9という2種類のLinux系OSを採用しています。AlmaLinux 8はサポート期間が2029年3月までで、AlmaLinux 9は2032年5月までです。
しかし、費用やシステムの都合、対応期間の確保などのさまざまな理由でEOLまでに、サーバーのリプレースができない場合があります。その場合は、脆弱性・セキュリティ対策としてクラウド管理型の総合サーバーセキュリティサービス「C1WS」の導入をおすすめしています。
まとめ
CentOSは充実した機能面や、高い安定性に定評があり、多くの企業で利用されるOSです。しかし、CentOS 7は2024年6月30日にEOLを迎え、サポートが終了します。CentOS 7を現在ご利用中の方には、EOLまでにリプレースを行うことを推奨します。やむを得ずCentOS 7を引き続き使用される場合は、「C1WS」を導入することで少しでも安全な環境で運用ができると思います。ぜひご検討ください。
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