こんにちは。フューチャースピリッツのSIUです。
私は香港出身で日本の大学で観光学を専攻し、2024年に新卒でフューチャースピリッツに入社しました。ITは全くの未経験者でしたが、4月から10月(約半年間)でAWSクラウドプラクティショナー試験に合格しました。その体験と学びの過程を紹介いたします。
クラウドコンピューティングの需要が急速に高まっている中、アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、最も人気のあるクラウドプラットフォームの一つです。
AWSについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
【AWSとは?】初心者でもわかるざっくり解説
今回は、多くのAWS資格の中でも最も入門的な「AWS Certified Cloud Practitioner(AWSクラウドプラクティショナー)」に合格した体験を4つのパートに分けてお伝えします。
この体験記が受検を検討されている方のお役に立てば幸いです。
目次
1.AWSクラウドプラクティショナーとは?
AWSクラウドプラクティショナー試験は、AWS認定試験の中でも初心者向けの資格試験です。AWSのクラウドサービス全体を理解したい方や、AWSを活用するビジネスプロフェッショナルにとって最適なエントリーレベルの資格です。特に、技術者でなくとも受検可能であり、クラウドについての理解を深めたいビジネス層にも適しています。
試験の概要(2024年9月時点の情報です):
問題数:65問(全て選択式)
試験時間:90分
合格基準:1000点中700点以上
費用:100 USD(日本では約1万数千円)
受検形式:オンラインプロクター形式またはテストセンター受検が可能
AWSの製品、セキュリティ、料金体系、サポートオプションなど幅広いトピックが出題されます。
AWSクラウドプラクティショナー試験の詳細は公式ホームページでご確認ください。
2.試験勉強
私は2024の新卒入社として、4月末からIT基礎知識の研修を受けました。研修内容は主にWebサイト、インターネット、サーバー、DNS、脆弱性、暗号化などのITの基本知識です。ウェブの基礎知識についてある程度理解してからAWSを勉強するほうが、AWSの各サービスの理解が進むと感じました。
AWSクラウドプラクティショナー試験勉強には、AWSの公式リソースを活用することを強くおすすめします。特にAWSの無料トレーニングコースや模擬試験は、合格を目指す上で非常に有効です。例えば、AWS Skill Builderのビデオ授業と模擬試験は非常に効果的だと感じました。これらの授業は動画とテキスト形式があり、自分に合った形で勉強することができます。
私は、【2024年10月最新版】AWS CLF-C02 認定クラウドプラクティショナー 実践模擬問題集を活用しました。こちらの模擬試験は、私の感覚では本番のテストよりも少し複雑な質問が含まれているため、事前にこの模擬試験を受けてから、本番に挑むことをお勧めします。質問の意図を汲み取りながら、AWSに関する知識を習得することができます。
模擬試験では一度も合格点に達しませんでしたが、その都度復習しながら本番に臨みました。それでも無事に合格できたので、不安があってもぜひチャレンジしてみてください。
勉強スケジュール
IT基本知識(約2か月)
AWS Skill Builderの受講(約2か月)
模擬試験の練習(約2か月)
3.受検の流れ
AWSクラウドプラクティショナーの受検の流れを理解しておくことは重要です。特にオンラインプロクター試験を選択する場合、システムや環境の準備が必要です。今回、私はテストセンターで受検しました。以下が流れです。
受検予約:AWSの認定試験ウェブサイトから、受検日と時間を予約します。オンライン形式とオフライン形式の選択が可能です。
本人確認:受検当日は、受検時間の15分前にテストセンターに到着します。
試験開始:試験は65問を90分で解答します。時間が足りなくなることは少なく、落ち着いて解答できました。
結果発表:試験終了後、即座に結果が画面に表示されました。無事に合格することができました!後日、メールアドレスに合格通知が届き、証明書とバッジを取得できます。
4.感想
AWSクラウドプラクティショナー試験に一発で合格できて、とても嬉しかったです。(ちなみにスコアは726点で、合格点は700点のため、ギリギリの合格でした。)モチベーションの維持が難しい時もありましたが、受検の1か月前に試験申請を行い、受検の期日を決めたことで、やる気を維持できました。早めに受検申請をして、その日に「受検しないといけない状況」を作ってから、受検準備するのがよいかもしれません。
この試験を通じて、AWSの基本的なサービスや仕組みについての理解が深まりました。特にクラウドの基本概念やAWSの強みを把握する上で非常に有意義でした。受検勉強はやや範囲が広く感じることもありましたが、公式のリソースを活用することで効果的に準備できました。
今後は、AWSソリューションアーキテクトアソシエイトなど、さらに専門的な資格にも挑戦し、クラウドの知識を深めていきたいと思います。これからクラウドを学びたい方には、まずこの資格試験を受けることを強くおすすめします。
こちらは先輩の勉強記事です。是非ご参考にしてください。