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2025.04.03

用語解説

【FQDNとは?】初心者でもわかるざっくり解説

インターネットを利用する際に使う「ドメイン名」や「URL」には、ネットワークをスムーズに動かすための仕組みが隠れています。その中でも「FQDN」は、DNSを活用してインターネット上で特定のサーバーやサービスを正確に見分けるための基本的な役割を果たしています。本記事では、FQDNの構造や役割、実際の活用方法について初心者にもわかりやすく解説します。

FQDNとは

FQDNとは「Fully Qualified Domain Name」の略称で、完全修飾ドメイン名のことを指します。これは、インターネット上のどこにアクセスするのかを示す「住所」のようなものです。
例えば、インターネットを使用する際に「www.example.com」というFQDNをWebブラウザに入力すると、このFQDNはDNSによって対応するIPアドレスに変換され、目的のWebサイトやサービスにアクセスできるようになります。FQDNは、インターネット上のリソースを正確に特定し、インターネット通信を円滑に行うために欠かせない仕組みです。

FQDNの構成

FQDNは、以下の3つの要素で構成されています。

1.ホスト名

ホスト名は、特定のサーバーやサービスを識別するための名前です。例えば、Webサイトの場合「www」がホスト名として使われることが一般的です。企業内では、サーバーを区別するために「email」や「ftp」などが使われることもあります。

2.ドメイン名

ドメイン名は、インターネット上で特定の組織や団体を示す名前です。これは、企業や個人のブランド名に基づくことが多いです。例えば、「example」や「google」などのように、ユーザーが直接認識できる名前が使われます。

3.トップレベルドメイン(TLD)

ドメイン名の構成要素を説明した図。「example」はサブドメイン、「com」はセカンドレベルドメイン、「jp」はトップレベルドメインとして分類されることを示している。

トップレベルドメイン(TLD)は、ドメイン名の一番右側に位置する部分で、インターネット上で最も広く認識されているドメインです。TLDは、そのドメインが属するカテゴリを示すために使用されます。例えば、企業用に使われる「.com」、団体向けの「.org」、そして国別TLD(ccTLD)として「.jp」(日本)や「.us」(アメリカ合衆国)などがあります。

FQDNとIPアドレスの違い

FQDNとIPアドレスは、どちらもインターネット上でリソースを特定するための方法ですが、役割と使い方に違いがあります。

IPアドレス

IPアドレス(Internet Protocol Address)は、インターネット上でコンピュータやサーバーを識別するために使用される数値の組み合わせです。インターネットの通信を行うために必要な情報ですが、数値だけでは人間にとって覚えにくく、使いづらいという問題があります。

コンピュータが認識できるのはIPアドレスのような数字の羅列のみであることを示している。「192.168.1.1」を例として、ユーザーが理解しにくい点を表現している。

FQDN

FQDNはIPアドレスの代わりに、文字列形式でサーバーやサービスを識別する方法です。人間にとって理解しやすく、記憶しやすいため、ウェブサイトやサービスにアクセスする際に使用されます。

コンピュータが認識するためには、IPアドレスに変換する必要があることを示している。「www.example.com」を例として、ユーザーが認識しやすい点を表現している。

FQDNの利点

FQDNを使用することで、インターネットやネットワーク管理においていくつかの利点があります。

セキュリティの強化

FQDNは、SSL/TLS証明書と連携することで安全な通信(HTTPS)を実現できます。SSL/TLS証明書はFQDNに紐づけられており、サーバーの正当性を確認するために利用されます。これにより、インターネット上での通信が暗号化され、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。

ネットワーク管理の効率化

FQDNを利用することで、ネットワーク管理者は複数のサーバーやサービスを効率的に管理することができます。IPアドレスが変更されてもFQDNを変更することなく、DNSでIPアドレスを自動的に更新できるため、管理が容易になります。また、DNSが自動的に対応するIPアドレスを調べてくれるため、サーバーやサービスの移行がスムーズに行えます。

可読性の向上

FQDNは文字列で構成されているため、人間にとって視覚的に理解しやすく、覚えやすいです。例えば、Webサイトにアクセスする際に「www.example.com」のようなFQDNを使用することで、数字の羅列であるIPアドレスを覚えなくても簡単に目的のサイトにアクセスできるようになります。これにより、ユーザーはアクセス先を識別しやすくなり、インターネットの利用がより便利になります。

FQDNの活用法

FQDNは、インターネット上でさまざまなサービスを利用するために広く活用されています。その中でも代表的な活用法を3つ紹介します。

Webサイトへのアクセス

Webブラウザで特定のWebサイトにアクセスする際のURLとして使用されます。例えば、ユーザーが「www.example.com」と入力すると、そのFQDNがDNSによって対応するIPアドレスに変換され、Webサイトにアクセスできます。

メールの送信

FQDNは、メールの送信や受信においても重要な役割を果たしています。メールを送受信するためにFQDNを使用して、特定のドメイン(例:「@example.com」)に対応するメールサーバーを識別します。これにより、送信元のメールサーバーが正しく識別されます。

リモート接続

リモート接続を行う際にも、FQDNが使用されます。例えば、リモートデスクトップ接続やVPN接続では、接続先のサーバーやネットワークをFQDNで指定することで、正しい場所にアクセスすることができます。

まとめ

FQDNは、インターネット上でのリソースやサービスを識別し、スムーズなアクセスを可能にするための重要な役割を果たしています。FQDNを理解することで、インターネットの仕組みやネットワーク管理をより明確に把握し、効率的に活用しましょう。

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