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2024.10.03

用語解説

【サーバーとは?】初心者でもわかるざっくり解説

サーバーと言われると何か聞いたことはあるけど、どういうものかはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。今回はこのサーバーとは何なのか、様々あるサーバーの種類やサーバーの用途などを、初心者の方でもわかるようにわかりやすく解説します。

サーバーとは?

サーバーとは、別のコンピューターに対してネットワークを介してデータや情報を提供するコンピューターのことを指します。
サーバーが日常生活で出てくる機会として、チケットなどの予約サイトが挙げられます。予約サイトに申し込みが殺到し、サーバーがダウンしたというニュースを耳にしたことがあるのではないでしょうか。この現象を紐解くと、サーバーはデータや情報を提供するコンピューターであるが、申し込みが殺到し全てのユーザーに情報を提供できなくなった。その結果サーバーがダウン(停止)したということになります。
このように身近なところでもサーバーは使われており、知らないうちに恩恵を受けています。

サーバーとクライアントの関係

サーバーとはデータや情報を「提供する」コンピューターであると解説しましたが、この「提供する」という点が非常に重要になります。「提供する」ということはその対として「要求する」必要があります。需要と供給をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
サーバーはこの「要求」と「提供」という関係でデータや情報などをやり取りしています。

まず例として、「サーバー」がつく言葉のウォーターサーバーでこの関係を見ていきます。ウォーターサーバーで水を飲みたい場合、ウォーターサーバーのボタンを押す必要があります。これが「要求する」という動作になります。それに対してウォーターサーバー側が水を「提供する」ことで水を飲むことができます。

ではこれを今回のテーマであるサーバーで見ていきます。
サーバーはクライアントからの要求を受けてコンテンツを提供しています。クライアントとは、サーバーからコンテンツを受け取りサービスを使うコンピューターのことを指します。Webサイトを見るスマホやPCなどが一般的なクライアントになります。Webサイトをみる際の流れを例にすると、Webサイトを見たいクライアントはWebサーバーにサイト情報やデータなどを「要求」します。その後サーバー側は「要求」に対して必要な情報をクライアントに「提供」します。簡略的に説明していますが、この流れによりクライアント側でWebサイトが閲覧できるようになります。
このように、サーバーとクライアント間で「要求」と「提供」が行われております。 

 

サーバーの種類

サーバーの種類は、共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドサーバーの4つに分類されます。それぞれの特徴などを詳しく解説します。​

共用サーバー

共用サーバーは文字通り、複数のユーザーで1台のサーバーを共用して利用するタイプのサーバーです。複数ユーザーでシェアするので、価格が安いのが特徴です。ただ、他のユーザーとサーバーを共用しているため、他のユーザーの影響を受けることがあります。​具体的には、他の領域で高負荷やウイルス感染などが発生すると自分の領域も影響を受ける可能性があります。

サーバーはよく家に例えられる事が多いですが、共用サーバーは例えるならシェアハウスです。​シェアハウスは、家賃が安いですが、1つの家に複数人数が住んでいるので、一人が風邪をひくと、同居人も風邪がうつるようなメージです。​

VPS

VPSVirtual Private Serverの頭文字をとってVPSと呼ばれています。​日本語では仮想専用サーバーと呼ばれています。VPS1台のサーバー内にそれぞれのユーザーが専有する領域が確保されたサーバーです。VPSも共用サーバーも1台のサーバーを複数ユーザーで利用します。しかし共用サーバーとの大きな違いは、他のユーザーの影響を受けにくいという点です。VPS1台のサーバーの中に仮想的に複数のサーバーを構築します。そのため他の領域と自分が利用する領域は切り分けられています。これにより、他のユーザーからの影響を受けにくい仕様となっています。また仮想的ではあるものの自分の領域が確保されているので、個別のセキュリティ設定やチューニングを行うことができます。​価格は共用サーバーに比べると、少し高い傾向があります。

VPSを家に例えると、マンションです。​建物としては1つのマンションですが、複数の部屋が区切られているため、隣の人が風邪をひいても影響を受けないですし、自分の部屋は好きなようにレイアウトできるようなイメージです。​

専用サーバー

専用サーバーはその名の通り、自分専用のサーバーです。​1台のサーバーを占有するため個別のセキュリティ設定や柔軟なチューニングが可能です。​また他のユーザーからの影響も受けません。​1台のサーバーを専用で使うため、VPSと比べると性能が高いのが特徴ですが、その分価格も高くなります。​

専用サーバーは家に例えると、一軒家です。​自分専用の建物で好きにレイアウトできるようなイメージです。​

クラウドサーバー

クラウドサーバーはインターネットを通してリソースを利用するサーバーです。クラウドサーバーもそれぞれの領域が確保されています。VPSや専用サーバーとの違いは、必要に応じてCPUやメモリなどのスペックをすぐに増減できる点です。クラウドサーバーはサーバーを管理するコントロールパネルがインターネット経由で操作できるので、物理的なサーバー機器をセットアップしなくてもすぐにスペックを変更することができます。そのため、アクセスが少ない時期はスペックを落とし、アクセスが多い時期はスペックを上げるなどをして、コストを削減しながら最適化することができます。​価格はスペックと、利用した時間や量で決まることが多いため、安く利用できる場合もあれば高くなることもあります。​

クラウドサーバーは家に例えると、巨大なマンションのようなものです。​

サーバーの用途

サーバーは様々な用途があります。今回は主要な用途を4つ解説します。

Webサーバー

Webサーバーは、主にWebサイトを表示する用途で利用されています。普段見るWebサイトの裏にはWebサーバーがあります。Webサーバーには、Webサイトを表示させるのに必要な情報(HTMLCSS、画像ファイルなど)が保管されています。

②メールサーバー

メールサーバーは、メールの送受信をする用途で利用されています。メールは送信元の端末と受信先の端末が直接通信してメールをやり取りしているイメージがあるかもしれません。しかし、実際は送信元の端末でメールを送信すると、まず送信者のメールサーバーにメールが送られます。その後、受信先のサーバーにメールが届きます。そして受信先のサーバーから受信先の端末に届く仕組みになっています。送受信の流れを一部簡略化していますが、端末同士で通信しているのでは無く、その間にはメールサーバーがあるということが理解できると思います。

③ファイルサーバー

ファイルサーバーは、同じネットワーク環境内にいるユーザーとファイルを共有する用途で利用されます。利用例としては企業内だけでファイルを共有した場合などが挙げられます。企業用のファイルサーバーを用意することで、複数の社員間でファイルを共有できます。

DNSサーバー

DNSサーバーの解説の前にDNSについて解説します。DNSとはDomain Name System(ドメイン ネーム システム)の略でドメイン名とIPアドレスとの関係を管理しているシステムです。ドメインとは、「〇〇.com」のように表示されるものでインターネット上の住所と呼ばれることもあります。IPアドレスもドメインと同様にインターネット上の住所のようなものですが、違いとしては数字で表示される点です。

私たち人間はドメイン「〇〇.com」を見ると、どこのサイトかある程度理解できると思います。ただ、コンピューターはこのドメインの状態では理解することができません。コンピューターはIPアドレスのような数字の状態であれば理解することができます。そこで、DNSがドメインとIPアドレスの変換を行います。名前と電話番号が書かれた電話帳のようなイメージです。

このドメインとIPアドレスの変換を行うのがDNSサーバーになります。

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初心者向け!ドメインについて

まとめ

サーバーとは何なのかについて解説しました。サーバーとはデータや情報を提供するコンピューターのことを指し、クライアントとサーバーは「要求」と「提供」の関係にあることをご紹介しました。またサーバーの種類や用途についても説明しました。サーバーについてざっくり理解していただければ幸いです。
フューチャースピリッツではVPS、専用サーバー、クラウドサーバーなどの提供を行っております。サーバーのことでお悩みなどあればお気軽にご相談ください。

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