比較表で分かる！サーバー･クラウドの選び方

ビジネスのデジタル化に最適なサーバー･クラウド選び

ビジネスのデジタル化において、適切なサーバーやクラウド環境の選定は重要な課題です。しかし、「どのサービスを選べばいいのか？」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、フューチャースピリッツが提供するフルマネージドVPS(仮想専用サーバー)V1（以下、V1）、フルマネージド専用サーバーM1（以下、M1）、さくらのクラウド、Amazon Web Service（アマゾンウェブサービス以下、AWS）の4つの選択肢を比較し、それぞれの特長やメリット･デメリットを見やすい表にまとめました。

「コストを抑えつつ、安定した環境を構築したい」
「スケーラビリティの高いクラウドを選びたい」
「国内サポートが充実しているサービスがいい」

さまざまな用途に応じた選び方の参考にしてみてください。

以下の比較表は2025年2月時点の情報をもとに作成しています。サービスの内容や料金体系は変更される可能性がありますので、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

項目	V1	M1	さくらのクラウド	AWS
提供形態	仮想専用サーバー	物理専用サーバー	クラウド（IaaS）	クラウド（IaaS･PaaS）
主な用途	中小企業のWebサイト･アプリ運用	アクセス数の多いサイト、高負荷な業務システム	国内向けのWebサービス、システムの運用	グローバルサービス、高度なシステム
推奨されるお客様	小規模ビジネス、スタートアップ	大規模ビジネス、エンタープライズ	国内向けの中小企業、自治体	グローバル展開を考える企業、大規模システム構築
初期費用	20,000円（税抜）	98,000円（税抜）	自社で構築する場合、構築にかかる人件費が必要
料金体系	月額固定課金		ほぼ月額固定課金（転送量無料）	従量課金
割引	特になし	年間契約割引	割引パスポート	RIなどの割引
スケーラビリティ	低い（スペックアップの上限が低い）	中程度（負荷分散構成が可能）	高い（オートスケール可能）	非常に高い（オートスケール可能）
サポート体制	標準フルマネージド		標準サポート（国内問合せ対応のみ）	標準サポート（無料）＋有料サポート（グローバル問合せ対応）
リージョン（データセンター）	国内（京都）		国内（東京･石狩）	世界各国
カスタマイズ性	低い（複数台構成には制限あり）	中程度（複数台、大規模構成が可能）	高い（オプションサービスと組み合わせが可能）	非常に高い（オプションサービスが非常に充実）
セキュリティ	サーバーの基本的なセキュリティ対策は実施済み（オプションも多数）		基本的な機能あり。ただし、利用者側で設定の必要あり	機能としては非常に充実。ただし利用者側で設定の必要あり
運用負担	低い（フューチャースピリッツが管理）		中～高（運用負担はユーザー次第）	高い（設計･運用の知識が必要）
バックアップ	標準バックアップあり		オプション（スナップショット･ストレージ）	オプション（EBSスナップショット･S3など）
冗長性	不可	冗長化構成を構築することは可能。ただし同一データセンター内	リージョンを分けて冗長化構成を構築することが可能	リージョン（海外含む）を分けて冗長化構成を構築することが可能
メリット	・手軽に利用可能・コストが安い・運用負担が少ない	・高性能な物理サーバー・安定性が高い・運用負担が少ない	・国内データセンターで高速通信・コストパフォーマンスが良い・スケールしやすい	・グローバル展開可能・多様なサービスとの連携が容易・柔軟なスケールが可能
デメリット	・物理サーバーより性能が劣る・自由度が低い	・VPSよりコストが高い・物理障害時の復旧に時間がかかる	・AWS等に比べると機能が少ない・海外展開には不向き・設定･運用が難しい・管理負担がある	・料金が高め・為替相場に左右される・設定･運用が難しい・管理負担がある

目的に合ったサーバー・クラウドを選ぼう！

各サービスには、それぞれの特徴があり、提供するサービスのステージや、コンテンツの内容によっても、最適なサービスは異なります。また、さくらのクラウドやAWSは、セルフマネージドサービスとなっていますが、フューチャースピリッツが提供する「さくらのクラウド」構築･運用パック、AWS導入支援サービスを利用することで構築や運用に必要な技術要件をカバーする事とも可能です。

フューチャースピリッツでは、お客様の要件にあったサービスの選定からお手伝いさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。